お読みください
桜がほころぶ少し前に、ネイルも冬仕様のボルドーからさくら色に変えました。
季節が改まるたびに「新しい季節が来た」と思いはするものの、なぜか春だけは特別感があります。
転機の季節だからでしょうか。
小学校の校庭に舞っていた桜の花びらや、
母校の合格発表の日に小雪がちらついたこと。
謝恩会の帰り道の夜の暖かい空気、
新人研修の窓から見下ろした桜並木。
一つ一つ、鮮やかによみがえる景色の多くは早春です。
そのせいか、二人が出会った季節は春ではないのに(関係が転換した季節ではあるけれど)、どうしても来し方を振り返らずにはいられません。
季節が改まるたびに「新しい季節が来た」と思いはするものの、なぜか春だけは特別感があります。
転機の季節だからでしょうか。
小学校の校庭に舞っていた桜の花びらや、
母校の合格発表の日に小雪がちらついたこと。
謝恩会の帰り道の夜の暖かい空気、
新人研修の窓から見下ろした桜並木。
一つ一つ、鮮やかによみがえる景色の多くは早春です。
そのせいか、二人が出会った季節は春ではないのに(関係が転換した季節ではあるけれど)、どうしても来し方を振り返らずにはいられません。
昨年の春は、月華のほうで波乱含みに始まりました。
そうして、いろんなことがあった夏と秋を越え、試練の冬をなんとか通り過ぎ、今にして思えば本当に奇跡だったとしか言いようがなく、今静かに執事という存在を頼りにしています。
と、何回も書いてきたので皆さん飽きてますよね。
ただ、自分のことばかり書いてきたので、傍から見たらすごく月華ががんばってきたかのように見えているかと思いますが、本当はそんなことありません。
夏と秋はともかく、冬のことは、きっと誰にも想像ができないことがおこり、そしてそれは執事が、執事だけが大変なことだったはずなのです。えらそうに色々書いてきましたが、本当にがんばったのは執事ただ一人で、月華は単にがんばる執事の足を引っ張りまくる結果にしかなっていなかったということを、ここに懺悔します。
月華が奇跡、と呼ぶのは、ここまで月華に足を引っ張られてもその難事を克服できた執事の強さです。
今冷静に考えれば、足を引っ張られて執事がつぶれてしまうか、引っ張る月華の負担に耐え切れず切り捨てられてもおかしくはなかった。
つぶれず、切捨てもせず、あの難事を乗り切った執事の強さをすごいと素直に思います。そして、いかにも自分ががんばったんだよ~のようにしか読めないような、この月華の勝手テキストをもよく笑って流してくれたなと。
執事のおかげ、というのはもうずっと分かっていたことなのですが、ここ最近なんだか月華にとってはそれは当たり前のこと、になってしまっていたので、随分不公平な書き方をしていました。
月華たちが今こうしてあるのは、二人がどうにかがんばったわけでも月華が一人で耐えたわけでもなんでもなく、執事がすべてを引き受け(それは姫のわがままも含みます)踏ん張りきってくれたおかげです。
おかげはおかげで、ただそれだけなのですが(笑)。
ただそのことは、きちんと明言する必要があるな、となぜかはたと思いました。
月華に五分の理があるとすれば、秋の騒動のあとずっとほんの少しの引っ掛かりを持ち続けていました。何もなくても月華は多分、あの時期に「ご乱心」を起こしていたはずです。
事があって微妙に我慢したものの、結局ご乱心をせずにはいられず、余計に事態をややこしくしました。
難事と月華のご乱心と、で本当に大変だったと思います。
そして、月華はその後、持っていた引っ掛かりがどう決着したのかについては一切申し渡してきませんでした。
申し渡さなかったというか渡せなかった。
あの普通じゃない状況で、答えは出せなかったのです。
結局のところ、「様子見期間」を延長したような状況となってしまい…
でも今、ようやく「様子見期間」終了を宣言できます。
えらそうにいいたくはありませんが合格です。初めて、自分の思いのままに振舞って受け入れてもらえる幸せを、この数ヶ月に味わいました。新しい季節に、やはりこれだけは言っておかなきゃと思いました。
今年の春は穏やかに始まったわけですが、さて、どんな波乱がこの先待ち受けているのでしょうか(波乱がないのが一番ですが、ないとは到底思えませんから)。
そうして、いろんなことがあった夏と秋を越え、試練の冬をなんとか通り過ぎ、今にして思えば本当に奇跡だったとしか言いようがなく、今静かに執事という存在を頼りにしています。
と、何回も書いてきたので皆さん飽きてますよね。
ただ、自分のことばかり書いてきたので、傍から見たらすごく月華ががんばってきたかのように見えているかと思いますが、本当はそんなことありません。
夏と秋はともかく、冬のことは、きっと誰にも想像ができないことがおこり、そしてそれは執事が、執事だけが大変なことだったはずなのです。えらそうに色々書いてきましたが、本当にがんばったのは執事ただ一人で、月華は単にがんばる執事の足を引っ張りまくる結果にしかなっていなかったということを、ここに懺悔します。
月華が奇跡、と呼ぶのは、ここまで月華に足を引っ張られてもその難事を克服できた執事の強さです。
今冷静に考えれば、足を引っ張られて執事がつぶれてしまうか、引っ張る月華の負担に耐え切れず切り捨てられてもおかしくはなかった。
つぶれず、切捨てもせず、あの難事を乗り切った執事の強さをすごいと素直に思います。そして、いかにも自分ががんばったんだよ~のようにしか読めないような、この月華の勝手テキストをもよく笑って流してくれたなと。
執事のおかげ、というのはもうずっと分かっていたことなのですが、ここ最近なんだか月華にとってはそれは当たり前のこと、になってしまっていたので、随分不公平な書き方をしていました。
月華たちが今こうしてあるのは、二人がどうにかがんばったわけでも月華が一人で耐えたわけでもなんでもなく、執事がすべてを引き受け(それは姫のわがままも含みます)踏ん張りきってくれたおかげです。
おかげはおかげで、ただそれだけなのですが(笑)。
ただそのことは、きちんと明言する必要があるな、となぜかはたと思いました。
月華に五分の理があるとすれば、秋の騒動のあとずっとほんの少しの引っ掛かりを持ち続けていました。何もなくても月華は多分、あの時期に「ご乱心」を起こしていたはずです。
事があって微妙に我慢したものの、結局ご乱心をせずにはいられず、余計に事態をややこしくしました。
難事と月華のご乱心と、で本当に大変だったと思います。
そして、月華はその後、持っていた引っ掛かりがどう決着したのかについては一切申し渡してきませんでした。
申し渡さなかったというか渡せなかった。
あの普通じゃない状況で、答えは出せなかったのです。
結局のところ、「様子見期間」を延長したような状況となってしまい…
でも今、ようやく「様子見期間」終了を宣言できます。
えらそうにいいたくはありませんが合格です。初めて、自分の思いのままに振舞って受け入れてもらえる幸せを、この数ヶ月に味わいました。新しい季節に、やはりこれだけは言っておかなきゃと思いました。
今年の春は穏やかに始まったわけですが、さて、どんな波乱がこの先待ち受けているのでしょうか(波乱がないのが一番ですが、ないとは到底思えませんから)。
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