お読みください
過去、何回も何回もやってきた愚行。
それで何人もの恋人をを失い、そしてつい一ヶ月前も同じ愚行で執事を困らせたばかりだというのに、月華はまた同じ過ちをこんな短期間のうちに繰り返してしまいました。
それは、相手の気持ちを信じきることができなくて、つい目の前の事実に目が奪われて、相手を悲しませ、苦しめること。
誰にどれだけ月華はわがままを言えば、それが本当におろかなことだと理解できるのでしょう。
わがままを言うことはなんの益にもならないということをわかってはいても、この愚行を止められない月華は、本当の意味ではまったく分かってないと非難されても返す言葉がないのです。
それで何人もの恋人をを失い、そしてつい一ヶ月前も同じ愚行で執事を困らせたばかりだというのに、月華はまた同じ過ちをこんな短期間のうちに繰り返してしまいました。
それは、相手の気持ちを信じきることができなくて、つい目の前の事実に目が奪われて、相手を悲しませ、苦しめること。
誰にどれだけ月華はわがままを言えば、それが本当におろかなことだと理解できるのでしょう。
わがままを言うことはなんの益にもならないということをわかってはいても、この愚行を止められない月華は、本当の意味ではまったく分かってないと非難されても返す言葉がないのです。
デスクの上には、中学のときからのお気に入りのマグカップが置かれています。でも、このマグカップはもうマグカップの用途をなしません。今は鉛筆立てとして、その身体に大きなひび割れを入れて立ってくれています。
このマグカップはその昔、やはり恋人を信じきれなかった月華が大喧嘩の末、怒りを表現するというくだらない目的で壁に投げつけてしまい、結果見事に真っ二つに割れてしまったのです。
このとき壊れたのはありがたいことにマグカップだけだったから、自らの愚かさの象徴として強力接着剤で形だけ元に戻し、鉛筆立てとして毎日目に触れるところにおいて自らへの戒めとしていたはずでした。
二度とこのように安易に物を投げて物事をぶち壊す、という愚行を繰り返さないために。
なのに、その戒めをまったく役に立てることはできませんでした。
そして、壊してしまったのは、もう物ではありません。
今日は一日、モニタの横にあるそのマグカップを見るにつけ、進歩のない己の愚かさに、つくづく自らに愛想が尽きたという感じです。
あのときに、あんなに泣きながら、感情のままに暴れることの愚かさを悔やんだ月華は一体どこにいったんだろう。同じことを繰り返すなんて、そしてそれが人に対することだなんて、退化している。人としてありえない。
だけど投げた対象が壁ではなく、きちんと向き合うべき相手だったことだけは、大きな進歩だったけれど。壊してしまった結果は同じである以上、そんな進歩には何の意味もないけれど。
許されるならこのマグカップのように修復したいけれど、気持ちはマグカップじゃないんだから、きっとそれは無理なことなのでしょう。
月華にできることは、破片を集めて保管することだけでしょうか。
他に何ができるのか、何をしてよいのか、教えてくれるのなら悪魔にでも魂を売りたい気分。
どうして、いつもいつもこうも人の気持ちを信じきれないのか。少し思い返せば、いつも全力で月華のことを思ってくれる言葉や態度や行動がたくさんでてくるというのに。
信じきれる強さが欲しかった。そうすれば傷つけずに済んだ。
自分の弱さが、悔しくて、そしてとてもとても申し訳ない。
後悔の念にさいなまれて、今日はマグカップがずっとにじんで見えてます。
このマグカップはその昔、やはり恋人を信じきれなかった月華が大喧嘩の末、怒りを表現するというくだらない目的で壁に投げつけてしまい、結果見事に真っ二つに割れてしまったのです。
このとき壊れたのはありがたいことにマグカップだけだったから、自らの愚かさの象徴として強力接着剤で形だけ元に戻し、鉛筆立てとして毎日目に触れるところにおいて自らへの戒めとしていたはずでした。
二度とこのように安易に物を投げて物事をぶち壊す、という愚行を繰り返さないために。
なのに、その戒めをまったく役に立てることはできませんでした。
そして、壊してしまったのは、もう物ではありません。
今日は一日、モニタの横にあるそのマグカップを見るにつけ、進歩のない己の愚かさに、つくづく自らに愛想が尽きたという感じです。
あのときに、あんなに泣きながら、感情のままに暴れることの愚かさを悔やんだ月華は一体どこにいったんだろう。同じことを繰り返すなんて、そしてそれが人に対することだなんて、退化している。人としてありえない。
だけど投げた対象が壁ではなく、きちんと向き合うべき相手だったことだけは、大きな進歩だったけれど。壊してしまった結果は同じである以上、そんな進歩には何の意味もないけれど。
許されるならこのマグカップのように修復したいけれど、気持ちはマグカップじゃないんだから、きっとそれは無理なことなのでしょう。
月華にできることは、破片を集めて保管することだけでしょうか。
他に何ができるのか、何をしてよいのか、教えてくれるのなら悪魔にでも魂を売りたい気分。
どうして、いつもいつもこうも人の気持ちを信じきれないのか。少し思い返せば、いつも全力で月華のことを思ってくれる言葉や態度や行動がたくさんでてくるというのに。
信じきれる強さが欲しかった。そうすれば傷つけずに済んだ。
自分の弱さが、悔しくて、そしてとてもとても申し訳ない。
後悔の念にさいなまれて、今日はマグカップがずっとにじんで見えてます。
読んでくださってありがとうございます。
ご意見がありましたらどうぞ。
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コメント御無沙汰してしまい、
お久しぶりになってしまいました・・・
何度も同じことを繰り返してしまう
私も何度もありますね・・・
そういう行為をしてしまうこともそうですが、
成長できていない自分に腹が立つのですよね
でもその繰り返しで、きっと成長していけるのでしょうね
私としてはそう思いたいです ^^;
お久しぶりになってしまいました・・・
何度も同じことを繰り返してしまう
私も何度もありますね・・・
そういう行為をしてしまうこともそうですが、
成長できていない自分に腹が立つのですよね
でもその繰り返しで、きっと成長していけるのでしょうね
私としてはそう思いたいです ^^;
それはとても難しい事だと思います。
いくら言葉に表しても、なにかしら信じ切れないところを持っているのが人なのかもしれません。
でも、少しずつですけど成長しているのですよ。
ほんの少しずつですけどね。
過ちを繰り返しつつお互いより近づいていければ良いですね。
いくら言葉に表しても、なにかしら信じ切れないところを持っているのが人なのかもしれません。
でも、少しずつですけど成長しているのですよ。
ほんの少しずつですけどね。
過ちを繰り返しつつお互いより近づいていければ良いですね。
返信遅くなってすいません。
温かいコメントありがとうございました。
過ちを繰り返して、少しずつ成長しているのだと思います。
でも、今回の過ちは決定的に人を傷つけ、想像もしないほど大きな騒動を巻き起こし、そのことについては自己嫌悪にまみれています。
この過ちは、これからの行動で償うしかないのだと思うのですが、しばらくは落ち込みモードで進みそうです。
致命的な何かを起こすまでに、成長できることを祈りつつ。
温かいコメントありがとうございました。
過ちを繰り返して、少しずつ成長しているのだと思います。
でも、今回の過ちは決定的に人を傷つけ、想像もしないほど大きな騒動を巻き起こし、そのことについては自己嫌悪にまみれています。
この過ちは、これからの行動で償うしかないのだと思うのですが、しばらくは落ち込みモードで進みそうです。
致命的な何かを起こすまでに、成長できることを祈りつつ。
随分ご無沙汰しております。
今の自分とダブるので、堪らずコメントしています。
詳しくは書きませんが、るかるかもまた奴隷様を傷つけてしまいました。
よくMの人が「棄てられる恐怖」を言いますが、それはSも同じ。それでなくとも身体を痛めるのに、心まで痛められるのでは理不尽だと思われても仕方ないでしょう。
信頼という言葉に甘えて、それを薄っぺらいものに自ら変えてしまい、それで自ら傷付き、相手までも傷付ける。
るかるかも自己嫌悪の真っ最中です…。
今の自分とダブるので、堪らずコメントしています。
詳しくは書きませんが、るかるかもまた奴隷様を傷つけてしまいました。
よくMの人が「棄てられる恐怖」を言いますが、それはSも同じ。それでなくとも身体を痛めるのに、心まで痛められるのでは理不尽だと思われても仕方ないでしょう。
信頼という言葉に甘えて、それを薄っぺらいものに自ら変えてしまい、それで自ら傷付き、相手までも傷付ける。
るかるかも自己嫌悪の真っ最中です…。
コメントありがとうございます、こちらでははじめまして(笑)。
傷つけた経緯を読みました。そちらで感じたことは後ほどお伺いしてコメントしますけれど、こういう騒動を引き起こした後、どうフォローするか、次からはこのような事態に対してどう対処するのか、それをどう決めるのかがキーになる気がします。
月華も執事から見限られる日が来ることは毎日怯えています。つまらないミスで今回みたいに自己嫌悪まみれになることもあります。
二人にとってよい方向に進む為には、歯を食いしばって立ち向かうことも必要ですよね。
なんて、月華が言うまでも無くるかるかさんは御存知だと思います。
月華はへなちょこなので、執事に助けてもらいながら、なんとかこの危機を乗り越えてみました。
るかるかさんも、どうかがんばってくださいね。
傷つけた経緯を読みました。そちらで感じたことは後ほどお伺いしてコメントしますけれど、こういう騒動を引き起こした後、どうフォローするか、次からはこのような事態に対してどう対処するのか、それをどう決めるのかがキーになる気がします。
月華も執事から見限られる日が来ることは毎日怯えています。つまらないミスで今回みたいに自己嫌悪まみれになることもあります。
二人にとってよい方向に進む為には、歯を食いしばって立ち向かうことも必要ですよね。
なんて、月華が言うまでも無くるかるかさんは御存知だと思います。
月華はへなちょこなので、執事に助けてもらいながら、なんとかこの危機を乗り越えてみました。
るかるかさんも、どうかがんばってくださいね。
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