お読みください
月華は多分、「愛しすぎる女」だと思う。
恋人に限らず、どんな人間関係に対しても、趣味嗜好に対しても。
趣味嗜好ならば、相手のほうから離れていくということはまずないからあんまり問題にはならないけれど、人間関係において「愛しすぎる」のは大変なウィークポイントになる。
友だちでも、一番仲良し♪と思っている子が他の子と下校したら嫉妬に狂う…というのは大げさだけれどそれぐらい、愛してしまうところがある。
さすがにこんなの変、という自覚が十代の初めごろに芽生え、おかげさまでこの「愛しすぎる」性質を社会的にはうまくいなして生きてきた。
いなすというより、友情ごときで深入りしないというか。
健康の問題であまり余暇の時間をもてなかったこともあり、深入りしないエクスキューズもできていたし。
ところが、こう流れてくればうすうす気が付かれると思うけど「異性問題」。ここでつまずく。
深入りしなくても済む異性関係なんて、たとえハタチそこそこの青い頃にだってありはしない。
深入りして愛しすぎて愛想をつかされて…
関係が深まりきったころにそれをやられたらショックだ、と本能的に悟った月華がとった方法は、「付き合い始めに徹底的に負荷をかける」ということ。たとえは美しすぎるけど、かぐや姫とかトゥーランドットも真っ青なことを繰り返した。
このころには女性上位エスエムなんて知らなかったけど、知ってたら間違いなく職業にできたと思う。愛さないで相手を試すこと。愛する前の儀式ではあったけど、だけど一番満足を得られた行為。
なぜ今こんなことを思い出したかというと、クローズ制のブログの方でいただいた「二人の思いが変化すれば、二人の形も変わって当たり前」というコメントを読んで、その発想に驚いたから。
驚いた、ってそんなの普通じゃないの?と突っ込まれそうだけれど、月華にとっては「コロンブスの卵」。そんな考えがあっていいものだなんて、思ってもいなかった。
恋人に限らず、どんな人間関係に対しても、趣味嗜好に対しても。
趣味嗜好ならば、相手のほうから離れていくということはまずないからあんまり問題にはならないけれど、人間関係において「愛しすぎる」のは大変なウィークポイントになる。
友だちでも、一番仲良し♪と思っている子が他の子と下校したら嫉妬に狂う…というのは大げさだけれどそれぐらい、愛してしまうところがある。
さすがにこんなの変、という自覚が十代の初めごろに芽生え、おかげさまでこの「愛しすぎる」性質を社会的にはうまくいなして生きてきた。
いなすというより、友情ごときで深入りしないというか。
健康の問題であまり余暇の時間をもてなかったこともあり、深入りしないエクスキューズもできていたし。
ところが、こう流れてくればうすうす気が付かれると思うけど「異性問題」。ここでつまずく。
深入りしなくても済む異性関係なんて、たとえハタチそこそこの青い頃にだってありはしない。
深入りして愛しすぎて愛想をつかされて…
関係が深まりきったころにそれをやられたらショックだ、と本能的に悟った月華がとった方法は、「付き合い始めに徹底的に負荷をかける」ということ。たとえは美しすぎるけど、かぐや姫とかトゥーランドットも真っ青なことを繰り返した。
このころには女性上位エスエムなんて知らなかったけど、知ってたら間違いなく職業にできたと思う。愛さないで相手を試すこと。愛する前の儀式ではあったけど、だけど一番満足を得られた行為。
なぜ今こんなことを思い出したかというと、クローズ制のブログの方でいただいた「二人の思いが変化すれば、二人の形も変わって当たり前」というコメントを読んで、その発想に驚いたから。
驚いた、ってそんなの普通じゃないの?と突っ込まれそうだけれど、月華にとっては「コロンブスの卵」。そんな考えがあっていいものだなんて、思ってもいなかった。
二人の形というものが付き合いの中で進展していっていいもの、とは思えなかったのだ、今まで。
月華はこれだけ愛しすぎてしまう人間です、これだけ過酷なことを貴方に課してしまう人間です、それでも彼女として付き合えますか?
という問いに明確にYesと答えられる人とのみしか、深い関係を築けないと思っていた。
とりあえず付き合い始めて、だんだん自分を見せてだんだん相手にも変わってもらったり自分も変わったりなんて、想像すらできなかった。
これは多分、ある日突然日常が壊れてしまう恐怖を実体験してしまった、医師にも認定されているこの心的外傷が原因だと思う。おそらく、「普通の日常を滞りなく執り行うこと」の執着は人よりもはるかに強い。さらに、「自分が原因で日常を壊す」ことは、心が死ぬに匹敵するほどの恐怖に繋がっている。
だから、執事との主従関係を結ぶときに心のどこかの領域で「愛さない」と決めたはずだった。愛しすぎることになると分かってたから。そして、愛しすぎたら日常を壊しかねない関係だから。
自分は愛さないで、でも自分に対する愛を確かめる行為は、それまでの経験上とても「キモチイイ」ことだというのは知っていたから、愛さないで「キモチイイ」ことができるなら、そしてそれが維持できるならと傲慢にも思っていた。
だけど、やっぱり「愛さない」なんて無理だった。
今までなら、ここで関係を壊すとんでもない行動に出て関係をご破算するしかない。事実、一瞬そうしようともした。(相手に壊されるぐらいなら自分で壊したい、せめて。)
だから、「関係ご破算」を撤回しても、結局関係の始まりの元に戻っただけで、またこの地点にくるものだと思っていた。ゆえに、冒頭の「二人の思いが変化すれば、二人の形も変わって当たり前」というコメントは、月華にとって「コロンブスの卵」だったのだ。
二人の形が変わるもの、なら今のわたしたちは関係の始まりに戻ったわけではない。だから、また同じ地点に戻るわけでもない。
もちろん、苦しまないということはないけれど、お互いの気持ちが変わったなら最初の形にこだわらなくてもいいんだ、と分かっただけでちょっと気持ちが違う。
…こんな変なことに驚いたり悩む人も居ないとは思いますが。
月華はこれだけ愛しすぎてしまう人間です、これだけ過酷なことを貴方に課してしまう人間です、それでも彼女として付き合えますか?
という問いに明確にYesと答えられる人とのみしか、深い関係を築けないと思っていた。
とりあえず付き合い始めて、だんだん自分を見せてだんだん相手にも変わってもらったり自分も変わったりなんて、想像すらできなかった。
これは多分、ある日突然日常が壊れてしまう恐怖を実体験してしまった、医師にも認定されているこの心的外傷が原因だと思う。おそらく、「普通の日常を滞りなく執り行うこと」の執着は人よりもはるかに強い。さらに、「自分が原因で日常を壊す」ことは、心が死ぬに匹敵するほどの恐怖に繋がっている。
だから、執事との主従関係を結ぶときに心のどこかの領域で「愛さない」と決めたはずだった。愛しすぎることになると分かってたから。そして、愛しすぎたら日常を壊しかねない関係だから。
自分は愛さないで、でも自分に対する愛を確かめる行為は、それまでの経験上とても「キモチイイ」ことだというのは知っていたから、愛さないで「キモチイイ」ことができるなら、そしてそれが維持できるならと傲慢にも思っていた。
だけど、やっぱり「愛さない」なんて無理だった。
今までなら、ここで関係を壊すとんでもない行動に出て関係をご破算するしかない。事実、一瞬そうしようともした。(相手に壊されるぐらいなら自分で壊したい、せめて。)
だから、「関係ご破算」を撤回しても、結局関係の始まりの元に戻っただけで、またこの地点にくるものだと思っていた。ゆえに、冒頭の「二人の思いが変化すれば、二人の形も変わって当たり前」というコメントは、月華にとって「コロンブスの卵」だったのだ。
二人の形が変わるもの、なら今のわたしたちは関係の始まりに戻ったわけではない。だから、また同じ地点に戻るわけでもない。
もちろん、苦しまないということはないけれど、お互いの気持ちが変わったなら最初の形にこだわらなくてもいいんだ、と分かっただけでちょっと気持ちが違う。
…こんな変なことに驚いたり悩む人も居ないとは思いますが。
読んでくださってありがとうございます。
ご意見がありましたらどうぞ。
ご意見がありましたらどうぞ。
あぁ、分かるかも
なんて思いながら拝読させていただきました。
私も、「付き合い始めに徹底的に負荷をかける」タイプなんですよね。
自分の醜い部分を最初に全部出したがる傾向にあります^^;
お互いの気持ちが変わったら最初の形に拘らなくても良い
そうなのかもしれませんね
振り出しに戻ったようで、実は違う
円運動ではなく、螺旋運動ですかね・・・
(↑意味不明ですが(^^;))
なんて思いながら拝読させていただきました。
私も、「付き合い始めに徹底的に負荷をかける」タイプなんですよね。
自分の醜い部分を最初に全部出したがる傾向にあります^^;
お互いの気持ちが変わったら最初の形に拘らなくても良い
そうなのかもしれませんね
振り出しに戻ったようで、実は違う
円運動ではなく、螺旋運動ですかね・・・
(↑意味不明ですが(^^;))
うっw
私の何気ない言葉でなんだか恐縮です(汗
実は私は、「この人はどれぐらいの事まで許してくれるのだろう」と人を計るところがありました。
まるで子供が初めての大人を見るとき、最初に悪さして「この人はこれぐらいなら許してくれる人なのか」って確かめるように。
でも私、結局のところ、「どこまで私を愛してくれるのか」と思うだけで、自分は愛してなかったのですねぇ。。
愛してしまったら、そんなこと考える余裕なし(汗
嫌われたらそれまでっなんて試すような怖いこと出来ない(泣)
今思うと、私ってガキだったんだなと思います
ソノ人をどれだけ好きになって、どんなふうに思っていくかなんて先を分かる人がいたら、私の先を教えてほしいです(><。)
どんどんどんどん色んな感情が増えてしまって、ちょっと怖いもの(汗)
私の何気ない言葉でなんだか恐縮です(汗
実は私は、「この人はどれぐらいの事まで許してくれるのだろう」と人を計るところがありました。
まるで子供が初めての大人を見るとき、最初に悪さして「この人はこれぐらいなら許してくれる人なのか」って確かめるように。
でも私、結局のところ、「どこまで私を愛してくれるのか」と思うだけで、自分は愛してなかったのですねぇ。。
愛してしまったら、そんなこと考える余裕なし(汗
嫌われたらそれまでっなんて試すような怖いこと出来ない(泣)
今思うと、私ってガキだったんだなと思います
ソノ人をどれだけ好きになって、どんなふうに思っていくかなんて先を分かる人がいたら、私の先を教えてほしいです(><。)
どんどんどんどん色んな感情が増えてしまって、ちょっと怖いもの(汗)
embellishさん
いえ、自分の醜いものを全部見せるなんて可愛いものではないのですよ。
はっきりいって「負荷テスト」。月華がかける負荷に耐えられなかったらポイです。いやぁ、たいしたことないオンナがそんなこと、よくできたなぁと、今にして思えば若気の至りです(滝汗)。
円運動ではなく螺旋運動、わかりますよ。
月華は文系学究生活をしましたので、理論はゆり戻すとかやっておりましたので、「振り子運動ではなく螺旋運動」とかやっていました。だいたい言ってること同じかと。
こねこさん
いえいえ、月華にとってはありがたいコロンブスの卵でした。ありがとうございます。
こねこさん同様、愛するまえから「どこまで許してくれるか」を試しまくっていた月華ですが、「負荷テスト」に合格した後は、さらに負荷をかけまくる…基本がSですから、「愛してるんだから」耐えてあたりまえよねっ」てなものです(苦笑)。
最初の道は一緒なんですけど、「嫌われたらそれまで上等」という結末にいたる点で違うのが、やはり性癖の差なのでしょうか。
月華も、先を知る人がいたら是非教えて欲しい…
最近占いとかにびみょーに心惹かれています(笑)
いえ、自分の醜いものを全部見せるなんて可愛いものではないのですよ。
はっきりいって「負荷テスト」。月華がかける負荷に耐えられなかったらポイです。いやぁ、たいしたことないオンナがそんなこと、よくできたなぁと、今にして思えば若気の至りです(滝汗)。
円運動ではなく螺旋運動、わかりますよ。
月華は文系学究生活をしましたので、理論はゆり戻すとかやっておりましたので、「振り子運動ではなく螺旋運動」とかやっていました。だいたい言ってること同じかと。
こねこさん
いえいえ、月華にとってはありがたいコロンブスの卵でした。ありがとうございます。
こねこさん同様、愛するまえから「どこまで許してくれるか」を試しまくっていた月華ですが、「負荷テスト」に合格した後は、さらに負荷をかけまくる…基本がSですから、「愛してるんだから」耐えてあたりまえよねっ」てなものです(苦笑)。
最初の道は一緒なんですけど、「嫌われたらそれまで上等」という結末にいたる点で違うのが、やはり性癖の差なのでしょうか。
月華も、先を知る人がいたら是非教えて欲しい…
最近占いとかにびみょーに心惹かれています(笑)
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