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ファム・ファタル、フランス語で「運命の女」のこと。
ただし、この「運命」には、「破滅に至る」という意味を内包しており、決してよい意味ではない。日本語で「運命の」って結婚相手などのいい意味もあるけど、それとはまったく違う。
ということを習ったのはフランス語の授業だったけれど、その言葉の意味は実はそれよりずっと前から知っていた。ファンだった女性アイドルがその言葉と意味を雑誌のインタビューで話していたから。
ただし、この「運命」には、「破滅に至る」という意味を内包しており、決してよい意味ではない。日本語で「運命の」って結婚相手などのいい意味もあるけど、それとはまったく違う。
ということを習ったのはフランス語の授業だったけれど、その言葉の意味は実はそれよりずっと前から知っていた。ファンだった女性アイドルがその言葉と意味を雑誌のインタビューで話していたから。
相手を破滅させても魅惑する力のある女、ファム・ファタル。
その存在を知った十代のころから自分も誰かのファム・ファタルになりたい、と思うようになった。
だけど、それはなかなか難しい話。普通人間関係は、安定とか円満をめざすもので、破滅なんて目指さない。あるとすればそれは不健全な関係なので、関係が熟成する前に破綻してしまう。破滅に至る、とはいってもある程度関係の成熟は必要なので、それでは意味がない。
だから、ファム・ファタルなんて現実的じゃないと、すっかり忘れていた。
けれど考えてみたら、もうすでに十分ファム・ファタルになっているのではないだろうか?
直近の執事のエントリーを読んで、忘れていた「ファム・ファタル」のキーワードと、関連することを思い出した。
破滅に至る道を避けられないことはわかりきっているのに、この関係をあきらめられない。
そう思ってもらえるということは、ファム・ファタルの資格がありなのだと思う。
月華に最初に「ファム・ファタル」の言葉を教えたそのアイドルも、後にファム・ファタル的存在になっていた。ファム・ファタルでありたいという原石を飲み込んだ女が放つオーラはきっと同じで、だから似ているようにも見える瞬間があるのかもしれないし、ファム・ファタルの言葉と意味に魅了された女は、そうなる運命にあるのかもしれない。
その存在を知った十代のころから自分も誰かのファム・ファタルになりたい、と思うようになった。
だけど、それはなかなか難しい話。普通人間関係は、安定とか円満をめざすもので、破滅なんて目指さない。あるとすればそれは不健全な関係なので、関係が熟成する前に破綻してしまう。破滅に至る、とはいってもある程度関係の成熟は必要なので、それでは意味がない。
だから、ファム・ファタルなんて現実的じゃないと、すっかり忘れていた。
けれど考えてみたら、もうすでに十分ファム・ファタルになっているのではないだろうか?
直近の執事のエントリーを読んで、忘れていた「ファム・ファタル」のキーワードと、関連することを思い出した。
破滅に至る道を避けられないことはわかりきっているのに、この関係をあきらめられない。
そう思ってもらえるということは、ファム・ファタルの資格がありなのだと思う。
月華に最初に「ファム・ファタル」の言葉を教えたそのアイドルも、後にファム・ファタル的存在になっていた。ファム・ファタルでありたいという原石を飲み込んだ女が放つオーラはきっと同じで、だから似ているようにも見える瞬間があるのかもしれないし、ファム・ファタルの言葉と意味に魅了された女は、そうなる運命にあるのかもしれない。
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