お読みください
ちょっと調子悪げなエントリーを入れるとあっという間にPVが跳ね上がってく気がする…と思うのは意地悪な見方でしょうか?(笑)
考えてみれば、クローズの方にしてもこちらにしても、こんなに心穏やかなエントリーばかりが続くのは、確かに初めてのことのような気もします。
できの悪い自分に落ち込んだり、執事の気持ちを信じ切れなかったり、原因は様々ですが、今までは周期的に落ち込んでいましたね。
考えてみれば、クローズの方にしてもこちらにしても、こんなに心穏やかなエントリーばかりが続くのは、確かに初めてのことのような気もします。
できの悪い自分に落ち込んだり、執事の気持ちを信じ切れなかったり、原因は様々ですが、今までは周期的に落ち込んでいましたね。
なぜこんなに穏やかな日が続いているのか。
ひとえに月華がいろんなことを「諦めた」からなんだと思います。逆説的な話ですが。
何回も書いてる話を蒸し返して恐縮ですが、昨年の今頃から夏にかけてというのは、「色恋沙汰における当たり前の感情」をどう処理していいのか分からなかった時期でした。当たり前な色恋のごたごたの感情を持ち込むことは絶対のタブーだと思っていて、けれどその感情を持ってしまう自分。矛盾する感情に翻弄されて壊れかけたところを救ってくれたのは、そんな月華を主として認めてくれた執事でした。
そういう意味では、まず「諦める」前に「認める」という行為があったわけなのですが…
その後、どうしようもない不可抗力の中で、月華の「執事の力になりたい」という願いがかなえられないことがありました。もしもそれより前に「色恋沙汰の感情を認める」ことをしていなければ、「執事の力になりたい」という願いが届かなくても平気だったかもしれません。
でも、一旦認めてしまったものは元に戻らず、そして女性なら分かると思うのですが、愛する人の苦境で力になりたいと思うのは、愛する女として当然の願い。
けれど、理性では執事の言い分は十二分に理解でき…
2回目の矛盾の嵐に落ちました。
告白しますと、自分たちの関係が正規のものでないことをとても悔しく思ったたった一回のときです。
関係が正規のものであれば、正規でなくても隠れる必要のないものならば、堂々と寄り添って「苦しむ必要のないことだ」と言えるのに。
そう思う一方で、決して思ってはいけないと思っていたことを思う自分もおぞましく。
いっそ身体を二つに裂けるといいのに。そうまで思いました。
その苦しみの果てに、ふと「仮に正規の関係にいられたとして、そうだったら苦しまずに済んだ?」という疑問が沸いたのです。
もちろん、その時のような苦しみはないでしょう。でも、形こそ違っていても、なにかしらでそれぐらい苦しむことになるんじゃないだろうか?正規の関係なら苦しまない、のだったら、どうして世の中の夫婦の間にトラブルは絶えないの?
という考えにたどり着き、そのときいきなり自分の中で何かが突き抜けたのです。
きっと。
いろんなタイミングが違って、今のような関係じゃなかったとしても、月華と執事が寄り添う道にはこういう苦痛は必ずあったんじゃないか。その形が変わるだけだったんじゃないか。
そう思ったら、今許される範囲の中でそばにいられる道を確保する為には、自分の願いがかなわないという犠牲をはらうことなど当たり前に思えるようになりました。
絶対無くしたくない望みは、執事そばにを感じ取れる環境を整えておくこと。
そのことさえ覚えておけば、いろんなことは本当にシンプルだったのです。
自分がほしいと思うたった一つのことをかなえる為に、瑣末な「あれをしたい、これをしたい」を諦めること。
諦める、というのは今の日本語的にはひどくよくない意味ですが、本来的には「悟り」に通じるよい境地です。
諦めるという言葉の裏には「残念に思う」というニュアンスが潜んでいると思いますが、今の月華の「諦める」にはそんなものはありません。諦めて、そしてとても穏やかです。
たとえば、他の方のブログなどで「お泊り」エントリーがあったりすると「あぁいいなー」と思います。でも、本当にそれだけです。
ちょっと前まではどうして自分たちにはかなえられないんだろう、とふさぎこむ原因にもなっていたのですが、そんなことはもうありません。
望んでいないと言えば嘘になります。いつか幸運が舞い込みそれがかなうときが来るかもしれない。その幸運は信じるけれども、基本的に泊まるということは諦める。他の人ができていてもそれをうらやましいとは思わない。
今は不思議と、そんな心境です。
「諦観」とさえ言いたい気分です。
逢う回数も遠距離ではないのに決して多くはなく、携帯で話をすることは決してなく、ウェブカメラでチャットなんてこともありえなく、離れている時の遠隔命令なんてこともしない自分たちですが、一日一通の互いの日常の様子や気持ちが分かるメールの来歴だけで心をつなぎ、次の逢瀬での責めを夢想する、そんなあり方で満足です。
諦めるということを覚えた今、「絶対無くしたくない望み」を守る為なら、月華はどんな傷でも痛みでも喜んで受けられます。
愛する下僕のためにそこまで言えるようになったことを、今は心からうれしく思います。変な話ですが、ここまで覚悟を固めることができるようになって初めて、自分は執事の主なんだと実感もできました。
ひとえに月華がいろんなことを「諦めた」からなんだと思います。逆説的な話ですが。
何回も書いてる話を蒸し返して恐縮ですが、昨年の今頃から夏にかけてというのは、「色恋沙汰における当たり前の感情」をどう処理していいのか分からなかった時期でした。当たり前な色恋のごたごたの感情を持ち込むことは絶対のタブーだと思っていて、けれどその感情を持ってしまう自分。矛盾する感情に翻弄されて壊れかけたところを救ってくれたのは、そんな月華を主として認めてくれた執事でした。
そういう意味では、まず「諦める」前に「認める」という行為があったわけなのですが…
その後、どうしようもない不可抗力の中で、月華の「執事の力になりたい」という願いがかなえられないことがありました。もしもそれより前に「色恋沙汰の感情を認める」ことをしていなければ、「執事の力になりたい」という願いが届かなくても平気だったかもしれません。
でも、一旦認めてしまったものは元に戻らず、そして女性なら分かると思うのですが、愛する人の苦境で力になりたいと思うのは、愛する女として当然の願い。
けれど、理性では執事の言い分は十二分に理解でき…
2回目の矛盾の嵐に落ちました。
告白しますと、自分たちの関係が正規のものでないことをとても悔しく思ったたった一回のときです。
関係が正規のものであれば、正規でなくても隠れる必要のないものならば、堂々と寄り添って「苦しむ必要のないことだ」と言えるのに。
そう思う一方で、決して思ってはいけないと思っていたことを思う自分もおぞましく。
いっそ身体を二つに裂けるといいのに。そうまで思いました。
その苦しみの果てに、ふと「仮に正規の関係にいられたとして、そうだったら苦しまずに済んだ?」という疑問が沸いたのです。
もちろん、その時のような苦しみはないでしょう。でも、形こそ違っていても、なにかしらでそれぐらい苦しむことになるんじゃないだろうか?正規の関係なら苦しまない、のだったら、どうして世の中の夫婦の間にトラブルは絶えないの?
という考えにたどり着き、そのときいきなり自分の中で何かが突き抜けたのです。
きっと。
いろんなタイミングが違って、今のような関係じゃなかったとしても、月華と執事が寄り添う道にはこういう苦痛は必ずあったんじゃないか。その形が変わるだけだったんじゃないか。
そう思ったら、今許される範囲の中でそばにいられる道を確保する為には、自分の願いがかなわないという犠牲をはらうことなど当たり前に思えるようになりました。
絶対無くしたくない望みは、執事そばにを感じ取れる環境を整えておくこと。
そのことさえ覚えておけば、いろんなことは本当にシンプルだったのです。
自分がほしいと思うたった一つのことをかなえる為に、瑣末な「あれをしたい、これをしたい」を諦めること。
諦める、というのは今の日本語的にはひどくよくない意味ですが、本来的には「悟り」に通じるよい境地です。
諦めるという言葉の裏には「残念に思う」というニュアンスが潜んでいると思いますが、今の月華の「諦める」にはそんなものはありません。諦めて、そしてとても穏やかです。
たとえば、他の方のブログなどで「お泊り」エントリーがあったりすると「あぁいいなー」と思います。でも、本当にそれだけです。
ちょっと前まではどうして自分たちにはかなえられないんだろう、とふさぎこむ原因にもなっていたのですが、そんなことはもうありません。
望んでいないと言えば嘘になります。いつか幸運が舞い込みそれがかなうときが来るかもしれない。その幸運は信じるけれども、基本的に泊まるということは諦める。他の人ができていてもそれをうらやましいとは思わない。
今は不思議と、そんな心境です。
「諦観」とさえ言いたい気分です。
逢う回数も遠距離ではないのに決して多くはなく、携帯で話をすることは決してなく、ウェブカメラでチャットなんてこともありえなく、離れている時の遠隔命令なんてこともしない自分たちですが、一日一通の互いの日常の様子や気持ちが分かるメールの来歴だけで心をつなぎ、次の逢瀬での責めを夢想する、そんなあり方で満足です。
諦めるということを覚えた今、「絶対無くしたくない望み」を守る為なら、月華はどんな傷でも痛みでも喜んで受けられます。
愛する下僕のためにそこまで言えるようになったことを、今は心からうれしく思います。変な話ですが、ここまで覚悟を固めることができるようになって初めて、自分は執事の主なんだと実感もできました。
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