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今の若い子たちは、たとえ寝たとしても「付き合ってるよね」と言葉で交わして確認しないと「彼氏彼女同士」とは認定されないとか、もうオバハンにはよくわからないし薄っぺらいし、な関係を築いているのだなあと思うのです。
と言いつつも、その月華の世代だって、「嫌となったら別れてさようなら、な希薄な恋人関係」と評されていたりしたのを新聞の日曜の文化欄かなにかのコラム欄で読んだこともあったわけで、まぁ年々関係が希薄になっているというのは一定の結論なのでしょう。
と言いつつも、その月華の世代だって、「嫌となったら別れてさようなら、な希薄な恋人関係」と評されていたりしたのを新聞の日曜の文化欄かなにかのコラム欄で読んだこともあったわけで、まぁ年々関係が希薄になっているというのは一定の結論なのでしょう。
月華の世代の恋愛が希薄というのなら、どういう恋愛が希薄ではないのかと言うと、その論者は「昔の恋愛は別れてはよりを戻す、編み上げ靴の紐をぐるぐる縛るような『編み上げ恋愛』が多かったものだ」と書かれていた。
それがどれほどの昔のことなのか?(少なくとも、自分の親世代はまだ見合い結婚のほうが過半数だから、「編み上げ恋愛」するような青春時代?を送ってなかろうに…と思うと、二昔も前じゃないのになーと思う)そしていかほど「編み上げ恋愛」が主流だったのかその証左を見せよ、と突っ込みどころは満載なのだが、そのお説は相当な眉唾ものだと思ってはいるが、それでもわずかにうなずく余地がある。
男女の仲というのは、一旦は本気で別れようとするからこそ見える真実がある、ということだ。
月華が生涯をかけて愛すると決めたふたりの男性とは、確かに上で散々馬鹿にした「編み上げ恋愛」にあてはまる。馬鹿にしておいて悔しいけれど、それは事実だ。
執事に言ってはいけないと思っていたことを、言えるようになって感じる幸せ。
ちょっと前までは、「こんなことを言ったら歯止めが利かなくなる」と確かにお互い牽制しあっていた。その「歯止め」がいつなくなったんだろう?
いくつもの感情の行き違いを起こし、互いに別れを相手に告げて告げられ、ボロボロのどん底からやり直しをしようと這い上がり…
本気で別れようと思ったから、そして本気で修復しようともがいたからこそわかった色々な真実。
その真実は、もちろんその相手との間にのみ適用されることもあるけれど、普遍の真実、それこそ宗教上のような、形而学上のような真実もたくさんあって、それを知ったからこそ「歯止めなんかなくても自分たちは大丈夫」という確信をもてるようになり、本当に幸せを感じることができるようになったと思う。
嗜好の問題、身体の相性、そんな表面的な「男女の相性」なんかにとどまらない、基本的な生きる姿勢や死生観の相性の良さ。そして、そんな相手とこうやって関係を深めて、さらに真実を知ることのできる幸せ。
こんな相手に生涯一人でもめぐり合えるだけでも十分な幸せなことのはずだけど、月華は、そういう相手を生涯の伴侶と定めた後に更にもう一人出会ってしまったわけで、そうなると「一人どころか二人も会えてラッキー」などとは決していえない。
わずかにでも踏みはずしたら奈落のそこに落ちなければいけないようなせまい道を無理やり歩かされる、それは間違いのない「不幸」だと思う。
けれど、先にも書いたけれど今の月華は幸せであることもまた間違いのないこと。
人は、こんなとき自分を「幸せ」「不幸」のどちらだと思うのだろうか。
月華は、「不幸な幸せ」を手に入れたのだと思っている。
不幸なことなのかもしれない。けれど、その不幸を押してでも手に入れたいと思う安らぎを得られるなんて、やはり人として女として、これほどの幸せはないと思うのだ。
不幸な幸せ。
ありえない組み合わせの言葉だけれど、この言葉の意味と真髄は執事はわかってくれる。
そう断言できるだけ、「別れる別れないと揉めながらも結局二人で寄り添うことを選択した」過去の積み重ねはやはり大きい。『編み上げ恋愛』の絆が強い、と言うことだけは確かなのかもと経験上思う。
誰に理解されなくても、月華はおそらく、生涯この不幸な幸せを守り抜くのでしょう。茨の道だとはわかっているけれど。
それがどれほどの昔のことなのか?(少なくとも、自分の親世代はまだ見合い結婚のほうが過半数だから、「編み上げ恋愛」するような青春時代?を送ってなかろうに…と思うと、二昔も前じゃないのになーと思う)そしていかほど「編み上げ恋愛」が主流だったのかその証左を見せよ、と突っ込みどころは満載なのだが、そのお説は相当な眉唾ものだと思ってはいるが、それでもわずかにうなずく余地がある。
男女の仲というのは、一旦は本気で別れようとするからこそ見える真実がある、ということだ。
月華が生涯をかけて愛すると決めたふたりの男性とは、確かに上で散々馬鹿にした「編み上げ恋愛」にあてはまる。馬鹿にしておいて悔しいけれど、それは事実だ。
執事に言ってはいけないと思っていたことを、言えるようになって感じる幸せ。
ちょっと前までは、「こんなことを言ったら歯止めが利かなくなる」と確かにお互い牽制しあっていた。その「歯止め」がいつなくなったんだろう?
いくつもの感情の行き違いを起こし、互いに別れを相手に告げて告げられ、ボロボロのどん底からやり直しをしようと這い上がり…
本気で別れようと思ったから、そして本気で修復しようともがいたからこそわかった色々な真実。
その真実は、もちろんその相手との間にのみ適用されることもあるけれど、普遍の真実、それこそ宗教上のような、形而学上のような真実もたくさんあって、それを知ったからこそ「歯止めなんかなくても自分たちは大丈夫」という確信をもてるようになり、本当に幸せを感じることができるようになったと思う。
嗜好の問題、身体の相性、そんな表面的な「男女の相性」なんかにとどまらない、基本的な生きる姿勢や死生観の相性の良さ。そして、そんな相手とこうやって関係を深めて、さらに真実を知ることのできる幸せ。
こんな相手に生涯一人でもめぐり合えるだけでも十分な幸せなことのはずだけど、月華は、そういう相手を生涯の伴侶と定めた後に更にもう一人出会ってしまったわけで、そうなると「一人どころか二人も会えてラッキー」などとは決していえない。
わずかにでも踏みはずしたら奈落のそこに落ちなければいけないようなせまい道を無理やり歩かされる、それは間違いのない「不幸」だと思う。
けれど、先にも書いたけれど今の月華は幸せであることもまた間違いのないこと。
人は、こんなとき自分を「幸せ」「不幸」のどちらだと思うのだろうか。
月華は、「不幸な幸せ」を手に入れたのだと思っている。
不幸なことなのかもしれない。けれど、その不幸を押してでも手に入れたいと思う安らぎを得られるなんて、やはり人として女として、これほどの幸せはないと思うのだ。
不幸な幸せ。
ありえない組み合わせの言葉だけれど、この言葉の意味と真髄は執事はわかってくれる。
そう断言できるだけ、「別れる別れないと揉めながらも結局二人で寄り添うことを選択した」過去の積み重ねはやはり大きい。『編み上げ恋愛』の絆が強い、と言うことだけは確かなのかもと経験上思う。
誰に理解されなくても、月華はおそらく、生涯この不幸な幸せを守り抜くのでしょう。茨の道だとはわかっているけれど。
読んでくださってありがとうございます。
ご意見がありましたらどうぞ。
ご意見がありましたらどうぞ。
月華さんって、私の分まで盛大に悩んでいてくれる気が致します。
悩み回路をそっちに押し付けちゃってごめんね~。
って、冗談はさておき。
編み上げ恋愛ですか・・・・・うーん、私はどうなんだろ?
「今風の恋愛」とすら称することのできない薄っぺらい関係も沢山積み重ねてきたしなぁ(^^ゞ
私の場合「編み上げ」といえるほど悩みもがくことも無いのですが、生涯離したくない男性二人においては、『もうやめる!』と爆発したことが数回。
片方は目の前で突発性の神経性胃炎を発症され、放り出すことができなくなって現在(苦笑)
片方は爆発したものの「でも、やっぱもったいないんですよ」言った先から離れることができなくて現在に至っております。
ウチの場合は『幸せ倍増』ってところですね。
悩み回路をそっちに押し付けちゃってごめんね~。
って、冗談はさておき。
編み上げ恋愛ですか・・・・・うーん、私はどうなんだろ?
「今風の恋愛」とすら称することのできない薄っぺらい関係も沢山積み重ねてきたしなぁ(^^ゞ
私の場合「編み上げ」といえるほど悩みもがくことも無いのですが、生涯離したくない男性二人においては、『もうやめる!』と爆発したことが数回。
片方は目の前で突発性の神経性胃炎を発症され、放り出すことができなくなって現在(苦笑)
片方は爆発したものの「でも、やっぱもったいないんですよ」言った先から離れることができなくて現在に至っております。
ウチの場合は『幸せ倍増』ってところですね。
レスが遅くてごめんなさい!
ああ~~~。こんなこと書いているけど、悩んでいないかも。
編み上げ、っていっても、月華自身が悩んで編み上げてきたわけじゃなくて、相手のほうが「いやだもん!」といって戻ってくるから結果として編み上がっちゃっただけで。
薄っぺらい関係なんて、月華もありすぎて忘れた!←おいおい
しあわせは、倍増ってのはそう思うかな。でも、単純にそう思えるのは、なつこさんの環境が奇遇だからだと思う!
普通の人が味わう幸福に比べたら2倍で、本当にラッキーと思うけど、増えた分は世間的にいえば「不幸」なんで、やっぱ変???
と言い換えれば言えるエントリーでした。
ああ~~~。こんなこと書いているけど、悩んでいないかも。
編み上げ、っていっても、月華自身が悩んで編み上げてきたわけじゃなくて、相手のほうが「いやだもん!」といって戻ってくるから結果として編み上がっちゃっただけで。
薄っぺらい関係なんて、月華もありすぎて忘れた!←おいおい
しあわせは、倍増ってのはそう思うかな。でも、単純にそう思えるのは、なつこさんの環境が奇遇だからだと思う!
普通の人が味わう幸福に比べたら2倍で、本当にラッキーと思うけど、増えた分は世間的にいえば「不幸」なんで、やっぱ変???
と言い換えれば言えるエントリーでした。
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