お読みください
またもやマロニエさんの記事への返答です。
というより、自分がその記事へ返信を付けたら、それについて本気で書きたくなっちゃったと言うのが本当。
月華がうっかり「なだめすかす」などと書いてしまったので、それについてマロニエさんが反応してくださいました。
というより、自分がその記事へ返信を付けたら、それについて本気で書きたくなっちゃったと言うのが本当。
月華がうっかり「なだめすかす」などと書いてしまったので、それについてマロニエさんが反応してくださいました。
もうずっと思っていることだったので、とっくの昔に記事にしていると思っていたのですが、どうも記事にしていないようなのでまとめなおしてみました。
一般的にはSな人間と言うのは、たかーい崖の上からMをいかに突き落とすか?無理矢理がいいのか、自発意志で飛べるように「ほらいけ」と責め立てるか…手段はなんにせよ、そういうことが好みなんだと思います。
もちろん、へなちょことはいえSの端くれの月華も、崖から執事が飛び降りるのが大好きなのですが、それを見るのが崖の上からか?というと、なんだか違うのです。
月華の立ち位置というのは、崖の上じゃなくて崖の下なんだな、とずっと思っていました。つまり、同じ位置から下に突き落とすのではなく、自分の位置に落ちてくるのを待つという位置。だから非常に「なだめすかす」と言う感覚が近く、かつこの「崖下で待つ」感覚は非常に女性的なものだと思ったので、他にこんなことを思う人はいるまい、と簡単に「なだめすかす」とか書いちゃったのですが、ちょっとまずかったようえした(笑)。
ただ、崖の下で待っている図、というのは非常にやはり間抜けだなぁと思っていたところ、マロニエさんのエントリーにコメントしていてふと「セイレーン」というキーワードが浮かんだのでした。
まともにオデュッセイアとかの原典に当たると結構違うものなのですが、一般的?中世以降にセイレーンと言って想起されるのは人魚とか水の精とか…海の魔女。
美しい歌声で船乗りを惑わせ、船を難破させて水夫を飲み込む魔女。
美しい歌声という飴で男を騙し、
うっかり騙された男は水の中に飛び込んでしまい、水の渦に翻弄されるという思いもしない苦痛にあえぎ、
その苦しみの果てに海の魔女セイレーンに抱きとめられる。
と、書くと自分で居心地が悪いほど妖艶ですが、イメージはそんな感じなのです。
そして月華はとても意地が悪いから、抱きとめた後に
別にわたしの歌は人の正気を奪わないのよ?
ここに来たのは、お前の意志。
ということを教え込んで、「歌声に騙されたからここにきてしまった」という逃げ場所を奪うのです。
女だからこそのサディスティックさ。
崖の上から無理やり突き落とす圧倒的な支配力はもてない自分だけれども、こういうあり方があったっていいんじゃない?
という、かなり久々の女ならではのS性についての考察となりました。
ちなみに、マロニエさんにはコメントレスで「これは女性にも有効では?」と言われましたが…
やっぱりね、女性はなんだかんだ言っても崖上から、の方がいいと思うので、あんまりやっぱり効かないと思います。(あ。なつこさんは「きゃー楽しそうな歌声~」と言って飛び込んできてくれると思う!:笑)
大本のセイレーンも男性にしか効かないという記述ですから…
ちなみに、この月華のあり方について、一番最初に記事として触れたのはクローズブログの2006年8月9日のようです。これより前は…うーーん。近いのはあるけど、それだけっていうのはないかな。
時間が経って「こういうことだったんだ!」という発見をすることはあるけれど、「方向性が変わった!」と思うことってあんまりないものですね。
一般的にはSな人間と言うのは、たかーい崖の上からMをいかに突き落とすか?無理矢理がいいのか、自発意志で飛べるように「ほらいけ」と責め立てるか…手段はなんにせよ、そういうことが好みなんだと思います。
もちろん、へなちょことはいえSの端くれの月華も、崖から執事が飛び降りるのが大好きなのですが、それを見るのが崖の上からか?というと、なんだか違うのです。
月華の立ち位置というのは、崖の上じゃなくて崖の下なんだな、とずっと思っていました。つまり、同じ位置から下に突き落とすのではなく、自分の位置に落ちてくるのを待つという位置。だから非常に「なだめすかす」と言う感覚が近く、かつこの「崖下で待つ」感覚は非常に女性的なものだと思ったので、他にこんなことを思う人はいるまい、と簡単に「なだめすかす」とか書いちゃったのですが、ちょっとまずかったようえした(笑)。
ただ、崖の下で待っている図、というのは非常にやはり間抜けだなぁと思っていたところ、マロニエさんのエントリーにコメントしていてふと「セイレーン」というキーワードが浮かんだのでした。
まともにオデュッセイアとかの原典に当たると結構違うものなのですが、一般的?中世以降にセイレーンと言って想起されるのは人魚とか水の精とか…海の魔女。
美しい歌声で船乗りを惑わせ、船を難破させて水夫を飲み込む魔女。
美しい歌声という飴で男を騙し、
うっかり騙された男は水の中に飛び込んでしまい、水の渦に翻弄されるという思いもしない苦痛にあえぎ、
その苦しみの果てに海の魔女セイレーンに抱きとめられる。
と、書くと自分で居心地が悪いほど妖艶ですが、イメージはそんな感じなのです。
そして月華はとても意地が悪いから、抱きとめた後に
別にわたしの歌は人の正気を奪わないのよ?
ここに来たのは、お前の意志。
ということを教え込んで、「歌声に騙されたからここにきてしまった」という逃げ場所を奪うのです。
女だからこそのサディスティックさ。
崖の上から無理やり突き落とす圧倒的な支配力はもてない自分だけれども、こういうあり方があったっていいんじゃない?
という、かなり久々の女ならではのS性についての考察となりました。
ちなみに、マロニエさんにはコメントレスで「これは女性にも有効では?」と言われましたが…
やっぱりね、女性はなんだかんだ言っても崖上から、の方がいいと思うので、あんまりやっぱり効かないと思います。(あ。なつこさんは「きゃー楽しそうな歌声~」と言って飛び込んできてくれると思う!:笑)
大本のセイレーンも男性にしか効かないという記述ですから…
ちなみに、この月華のあり方について、一番最初に記事として触れたのはクローズブログの2006年8月9日のようです。これより前は…うーーん。近いのはあるけど、それだけっていうのはないかな。
時間が経って「こういうことだったんだ!」という発見をすることはあるけれど、「方向性が変わった!」と思うことってあんまりないものですね。
読んでくださってありがとうございます。
ご意見がありましたらどうぞ。
ご意見がありましたらどうぞ。
なんでわかるのよ~>月華さん
ええ、その通り。誘い込まれるようにじゃなくて、嬉々として飛び込んでいってしまいそうです(爆)
私って、ほんと単純なのね(^_^;)
ええ、その通り。誘い込まれるようにじゃなくて、嬉々として飛び込んでいってしまいそうです(爆)
私って、ほんと単純なのね(^_^;)
セイレーン、人魚・・・・美しい表現です。
和式の妄想をしてしまうと、歌声に引かれて飛び込んだら河童にお尻から血を吸われる とかちょっぴり色気に欠ける妄想が働いてしまいます。
崖から突き落とし系と蟻地獄系があるように思います。
個人的には入り口に「立ち入り危険」と書いてある蟻地獄系が好みかも・・・
蟻さんが来てくれないと干からびてしまうのが問題ですが・・・
和式の妄想をしてしまうと、歌声に引かれて飛び込んだら河童にお尻から血を吸われる とかちょっぴり色気に欠ける妄想が働いてしまいます。
崖から突き落とし系と蟻地獄系があるように思います。
個人的には入り口に「立ち入り危険」と書いてある蟻地獄系が好みかも・・・
蟻さんが来てくれないと干からびてしまうのが問題ですが・・・
だってなつこさんだもーん。
「おのれ楽しんで飛び込んできたなっ?」って言っちゃいそう(笑)
たぶん、なつこさんには、「楽しがってもらう罠」を仕掛けるのが一番効率的で、なつこさんのご主人様はそれが一番お上手なんだろうなーと思う今日この頃です。
「おのれ楽しんで飛び込んできたなっ?」って言っちゃいそう(笑)
たぶん、なつこさんには、「楽しがってもらう罠」を仕掛けるのが一番効率的で、なつこさんのご主人様はそれが一番お上手なんだろうなーと思う今日この頃です。
そうです、飛び込んできた男性のM子玉はきっちり抜いていますんです、セイレーンでも(笑)。
蟻地獄!
月華も実は最初、蟻地獄を想起したんですよ!でもなんかあんまりなイメージだし、そう、「ひからびて」るじゃないですか。
やっぱり水っぽい方が妖艶かと思って、がんばって色々考えてセイレーンにたどり着いたわけなのです。
本人はちっとも妖艶じゃありませんけど…
蟻地獄!
月華も実は最初、蟻地獄を想起したんですよ!でもなんかあんまりなイメージだし、そう、「ひからびて」るじゃないですか。
やっぱり水っぽい方が妖艶かと思って、がんばって色々考えてセイレーンにたどり着いたわけなのです。
本人はちっとも妖艶じゃありませんけど…
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