お読みください
何回も書いていることだけど、月華はかなりめずらしい性癖の目覚め方をした。
普通、思春期になんらか「自分の性の好みってなんか変」と思うはずだけれど、それについて疑問に思ったことがない。
普通、思春期になんらか「自分の性の好みってなんか変」と思うはずだけれど、それについて疑問に思ったことがない。
子供の頃から、なせか自然と上に立ってしまう委員長タイプで、そして学校と言う世界は社会に比べれば完全に近いほど男女平等が確立していたからかもしれない。
月華は、とてもとても負けず嫌いな子どもだった。
ある種の特性をもつので、本来なら今ほどの学歴や地位を得るのは難しかったはず、けれどこの「負けず嫌い」―誰にも屈服したくない―、という欲が、自分の能力をはるかに超えた高みにつれてきてくれた。
クローズブログを始めた頃にちらりと書いたことがあるけれど、ジェンダーに則った「女はか弱くあるべき」ということがどうしても理解できなかった。
どうして、オトコに勝ってはいけないのか。
小学校低学年までは、男の子と取っ組み合いのけんかをして負かしたところで、多少コワイオンナ程度ですむ。でも十代に入り思春期のとば口に差し掛かると、さすがに喧嘩は許されなくなった。
どうして?
と思う月華の前に提示されたのが、「成績で優劣をつけること」だった。これなら、堂々と男の子を負かせることができる。
この、どうしても男の子の下に居たくない、の気持ちがどこにあるのか正体が分からないまま、大学受験までひたすらに勉強に励んだ。
特に、一番色気づき始める高校時代なんて、結構進学指導についてえげつない高校にいたので、なんと成績上位者は各科目の得点偏差値ともども総合順位付きで校内に張り出された。そんなのは学園ドラマの中のワンシーンだけだろう、と思うような光景が繰り広げられるのだ。しかもテストは月に一回あったから、年に12回も順位を発表される。
このとき、月華の中で眠っていたS性は、この成績争いに結びついた。
というより、結び付けなければそのやり場に困るほど、多分月華のS性は当時から強かったのだと思う。
絶対男子には負けない。
このときに、それを実現することによってS的嗜好をカモフラージュできたことが、一面で後の月華の成功を支えてはくれた。でも、大人になりたてのころ、男性とステディな関係を気付く邪魔をする要因にもなったのだろう。
なにが良くて悪いのか本当に分からない。
けれど、一ついえることは、S性が強すぎるがゆえにそういう日常にあることに結び付けて、小さな満足を得なければ、あの時代を折り合ってこれなかったってことだ。
まぁある意味正しい性的エネルギーの昇華ですが(笑)。
あの時代に、その気持ちがSだということが分かっていたらどうなっていたのか。そこまでさかのぼると、もはやシュミレーションができなくなるほどの話だ。
月華は、とてもとても負けず嫌いな子どもだった。
ある種の特性をもつので、本来なら今ほどの学歴や地位を得るのは難しかったはず、けれどこの「負けず嫌い」―誰にも屈服したくない―、という欲が、自分の能力をはるかに超えた高みにつれてきてくれた。
クローズブログを始めた頃にちらりと書いたことがあるけれど、ジェンダーに則った「女はか弱くあるべき」ということがどうしても理解できなかった。
どうして、オトコに勝ってはいけないのか。
小学校低学年までは、男の子と取っ組み合いのけんかをして負かしたところで、多少コワイオンナ程度ですむ。でも十代に入り思春期のとば口に差し掛かると、さすがに喧嘩は許されなくなった。
どうして?
と思う月華の前に提示されたのが、「成績で優劣をつけること」だった。これなら、堂々と男の子を負かせることができる。
この、どうしても男の子の下に居たくない、の気持ちがどこにあるのか正体が分からないまま、大学受験までひたすらに勉強に励んだ。
特に、一番色気づき始める高校時代なんて、結構進学指導についてえげつない高校にいたので、なんと成績上位者は各科目の得点偏差値ともども総合順位付きで校内に張り出された。そんなのは学園ドラマの中のワンシーンだけだろう、と思うような光景が繰り広げられるのだ。しかもテストは月に一回あったから、年に12回も順位を発表される。
このとき、月華の中で眠っていたS性は、この成績争いに結びついた。
というより、結び付けなければそのやり場に困るほど、多分月華のS性は当時から強かったのだと思う。
絶対男子には負けない。
このときに、それを実現することによってS的嗜好をカモフラージュできたことが、一面で後の月華の成功を支えてはくれた。でも、大人になりたてのころ、男性とステディな関係を気付く邪魔をする要因にもなったのだろう。
なにが良くて悪いのか本当に分からない。
けれど、一ついえることは、S性が強すぎるがゆえにそういう日常にあることに結び付けて、小さな満足を得なければ、あの時代を折り合ってこれなかったってことだ。
まぁある意味正しい性的エネルギーの昇華ですが(笑)。
あの時代に、その気持ちがSだということが分かっていたらどうなっていたのか。そこまでさかのぼると、もはやシュミレーションができなくなるほどの話だ。
読んでくださってありがとうございます。
ご意見がありましたらどうぞ。
ご意見がありましたらどうぞ。
男子に負けたくない、成績で負けたくない、そのために自己奮起して頑張る…。
それってS性と関係あるんですかね?(^_^;)
ただ負けず嫌いなだけなのでは?
誰か特定の男子に対して「コイツよりも常に優位な立場でいたい」って思っていたのなら別ですけど、今回のエントリーのような内容のことだとSもMもあまり関係ないように思えます。
負けず嫌いってそもそもMの人に多いし。(^_^;)
それってS性と関係あるんですかね?(^_^;)
ただ負けず嫌いなだけなのでは?
誰か特定の男子に対して「コイツよりも常に優位な立場でいたい」って思っていたのなら別ですけど、今回のエントリーのような内容のことだとSもMもあまり関係ないように思えます。
負けず嫌いってそもそもMの人に多いし。(^_^;)
うーむ。やっぱり分かりにくいですよね。
御指摘ありがとうございます。
個人特定はないのですが、負けたくないのは絶対「男子だけ」だったんです。自分より上位に女子だけいるときはどーでもよかったんですが、一人でも男子がいると「なにおー」って感じで。そういう意味では、成績上位5位常連の男子たちは目の敵だったかも。
えっと、つまり何を言いたかったかって言うと、月華がようやく自分のS性に気がついたとき(ずっと昔)、自分の来し方を「なぜS性をここまで隠匿してこれたのか?」と振り返ったんですね。で、「男子のみ」にすさまじい負けん気を発揮していたことを思い出したんです。
たとえば、同じぐらいの喧嘩の強さの女の子に負けても平気だったのに、男の子に負けるとすごく悔しかったとか。
はたから見たら、「そりゃ単なる負けん気でしょ」としか思えないレベルに落とし込んで外に出していた、というのが大人になる前の自分の折り合いのつけ方だったんだな、と今分析しているんです。
誰それ君を虐めたい、っていうのは「何言ってるんですかっ」って怒られるのは当たり前だけど、「誰それ君に成績で負けたくない」って公言するのは(冗談抜きでこれ、言ってたんです。次のテストでは誰それ君には負けない!って。)むしろ、学生のときなら褒められるとまでは言わないけど、「よし、がんばってライバルに勝て!」見たいな感じで温かく見守ってもらえますよね。
無意識のうちにそういうやりかたで発散していたのかなと思うのです。
だからそういう意味では「特定の誰か」を言うとすれば、自分と同等の喧嘩の強さの男の子とか、上に書いたように成績上位者の子たちとかが、当時ちゃんといました。
でもそれって、真の意味での「特定の誰か」じゃなくて、「その子に勝ったら男子全員に勝った!」みたいな基準点のようなものだったので、ちょっと失礼かなーと思ってカットした部分であったりします。
でも、そのときなりの仮想のそういう相手であったことには間違いないでしょうね。
この話は、一度結構ちゃんとした形のものをずっと前に執事にメールで送っていて、本来ならそのメールから構成したほうが真に迫っていたと思うのですけど、そのメールを捨ててしまっているので、あやふやなまま書いてしまってよく分からなくなってしまってますよね。あげようかどうしようか、心底悩んだ失敗エントリーでした。
(あんまりエンターテイメントを考えていないので、失敗エントリーもあげる主義です。自分の思考のログとして)
御指摘ありがとうございます。
個人特定はないのですが、負けたくないのは絶対「男子だけ」だったんです。自分より上位に女子だけいるときはどーでもよかったんですが、一人でも男子がいると「なにおー」って感じで。そういう意味では、成績上位5位常連の男子たちは目の敵だったかも。
えっと、つまり何を言いたかったかって言うと、月華がようやく自分のS性に気がついたとき(ずっと昔)、自分の来し方を「なぜS性をここまで隠匿してこれたのか?」と振り返ったんですね。で、「男子のみ」にすさまじい負けん気を発揮していたことを思い出したんです。
たとえば、同じぐらいの喧嘩の強さの女の子に負けても平気だったのに、男の子に負けるとすごく悔しかったとか。
はたから見たら、「そりゃ単なる負けん気でしょ」としか思えないレベルに落とし込んで外に出していた、というのが大人になる前の自分の折り合いのつけ方だったんだな、と今分析しているんです。
誰それ君を虐めたい、っていうのは「何言ってるんですかっ」って怒られるのは当たり前だけど、「誰それ君に成績で負けたくない」って公言するのは(冗談抜きでこれ、言ってたんです。次のテストでは誰それ君には負けない!って。)むしろ、学生のときなら褒められるとまでは言わないけど、「よし、がんばってライバルに勝て!」見たいな感じで温かく見守ってもらえますよね。
無意識のうちにそういうやりかたで発散していたのかなと思うのです。
だからそういう意味では「特定の誰か」を言うとすれば、自分と同等の喧嘩の強さの男の子とか、上に書いたように成績上位者の子たちとかが、当時ちゃんといました。
でもそれって、真の意味での「特定の誰か」じゃなくて、「その子に勝ったら男子全員に勝った!」みたいな基準点のようなものだったので、ちょっと失礼かなーと思ってカットした部分であったりします。
でも、そのときなりの仮想のそういう相手であったことには間違いないでしょうね。
この話は、一度結構ちゃんとした形のものをずっと前に執事にメールで送っていて、本来ならそのメールから構成したほうが真に迫っていたと思うのですけど、そのメールを捨ててしまっているので、あやふやなまま書いてしまってよく分からなくなってしまってますよね。あげようかどうしようか、心底悩んだ失敗エントリーでした。
(あんまりエンターテイメントを考えていないので、失敗エントリーもあげる主義です。自分の思考のログとして)
さっきのコメント、携帯からだったのでなんだか言葉足らずで批判っぽくなってますよね。ごめんなさい。
あのあの、私も言いたかったことをもうちょっと詳しく書かせて頂くと、実は私も「男子に」ってことではないんですけど、負けん気は強いんですよね。特定の相手に対してっていうよりは大勢とか権力とかに対してなのかな。とにかく「やるって言ったらやるんだよー!」ってタンカきって、それで自分の首締めちゃうような生き方をずっとしてきたわけなんですけど(この時点で月華さんとは全然違うんですけど…)。
で、そういうことしてると、どこかで気を抜きたくなってくるっていうか、誰にも弱みを見せないで突っ走ってると、誰かに全部さらけ出して白旗降参したくなるっていうか、反動が出てくるんですよ。それが私の裏の部分(Mっぽい願望)を形成してる構図だと、自分では思ってるんですよね。
だから、月華さんとはベクトルが反対の方向に出てるんだなって思ったらそれがとても興味深いなって思えたんです。
遠い昔を思い出してみれば、私は同性の友達には負けたくなかったけど、男子にだったら負けても仕方ないなって思ってたかもしれません。そういう傾向は今でも続いていて、男性の前では裸になれるけど、女性の前では絶対に嫌!って思うのがそれかなぁと。同性だと比べる「基準」がありますからね。
…なんてことをいろいろ考えてのコメントだったんですが、いかんせん携帯からはやはり多くを語れず…。前のエントリーそのまんまの「問題外」になってしまいました。すみません。(^_^;)
あのあの、私も言いたかったことをもうちょっと詳しく書かせて頂くと、実は私も「男子に」ってことではないんですけど、負けん気は強いんですよね。特定の相手に対してっていうよりは大勢とか権力とかに対してなのかな。とにかく「やるって言ったらやるんだよー!」ってタンカきって、それで自分の首締めちゃうような生き方をずっとしてきたわけなんですけど(この時点で月華さんとは全然違うんですけど…)。
で、そういうことしてると、どこかで気を抜きたくなってくるっていうか、誰にも弱みを見せないで突っ走ってると、誰かに全部さらけ出して白旗降参したくなるっていうか、反動が出てくるんですよ。それが私の裏の部分(Mっぽい願望)を形成してる構図だと、自分では思ってるんですよね。
だから、月華さんとはベクトルが反対の方向に出てるんだなって思ったらそれがとても興味深いなって思えたんです。
遠い昔を思い出してみれば、私は同性の友達には負けたくなかったけど、男子にだったら負けても仕方ないなって思ってたかもしれません。そういう傾向は今でも続いていて、男性の前では裸になれるけど、女性の前では絶対に嫌!って思うのがそれかなぁと。同性だと比べる「基準」がありますからね。
…なんてことをいろいろ考えてのコメントだったんですが、いかんせん携帯からはやはり多くを語れず…。前のエントリーそのまんまの「問題外」になってしまいました。すみません。(^_^;)
いえいえ、葉月さんの御指摘の部分は、ずばり自分でも「足りてない」って思っていたところだったので、渡りに船とばかり書かせていただきました。
以下は前回のレスでも書こうと思ったのですが、本流から外れるのでカットした部分です。
負けず嫌いが共通するのって、ありだと思うんです。SとMって正反対だけど、それは共通する部分のベクトルも向きが違うってことですよね。「共通する部分」がなければ交われないですから。
だから、同じ負けず嫌いがあって、その発露の仕方が違うって当たり前だと思ってます。
今回の葉月さんの補足を読ませてもらって、あぁそうだ、そこがSとMへ向かう分岐なのかもなーって思いました。
どうもありがとうございます。
以下は前回のレスでも書こうと思ったのですが、本流から外れるのでカットした部分です。
負けず嫌いが共通するのって、ありだと思うんです。SとMって正反対だけど、それは共通する部分のベクトルも向きが違うってことですよね。「共通する部分」がなければ交われないですから。
だから、同じ負けず嫌いがあって、その発露の仕方が違うって当たり前だと思ってます。
今回の葉月さんの補足を読ませてもらって、あぁそうだ、そこがSとMへ向かう分岐なのかもなーって思いました。
どうもありがとうございます。
□ Home □